「レゴ・シリアスプレイ®」とは、元デンマーク・レゴ®社の教育事業部門開発責任者、ロバート・ラスムセン氏が、マサチューセッツ工科大学メディア研究所のシーモア・パパート教授が提唱する、教育理論「コンストラクショニズム」を基に、2001年に開発された、ブロック®使って見えないものを「見える化」し新しい気づきを得る問題解決の手法です。
2003年、NASA(米国航空宇宙局)にて採用されたことで世の中に広く知られるきっかけとなりました。 エンジニアリング企業、一般企業、コンサルティング、医療、教育機関など、様々な企業がレゴ®シリアスプレイ®研修を導入しており、「チームビルディング」「キャリア開発」「組織ビジョン作り」「新規事業開発」「地域未来像作り」等で 主に活用されています。
各人の心の奥に隠れた内観・考えを、立体化された三次元のモデル(作品)を創ることで可視化させます。手を信じてブロック®を動かすことで、右脳と左脳の双方アプローチで物事を考えることができ、同時に新しく知識を構築することができるのです。100%全員参加の総意によって作り上げていく作品と、このプロセスを共有することにより、問題解決と新しい可能性の創出を導きだします。
コンストラクショニズムとは
マサチューセッツ工科大学メディア研究所のシーモア・パパート教授によって体系化された教育理論です。
「手と脳は互いに連携を取り相互に信号のやり取りをしながら新たに知識を構築する」
「人間は物を作るという行為を通して新しい知を得る」
頭だけで考えているだけでは新しい知識は構築できない、「何かを作る行為を通して学ぶ」という考え方で、世界中のIT教育や科学分野の研究などに採り入れられています。
【ワークショップ内容】
テーマから想起されるイメージをベースにレゴ®ブロックで作品(モデル)を作り、 思いや考えを可視化していきます。
1. 問い(テーマ)を設定する
2. レゴ®ブロックで作品を創作する(モデリング)
3. モデルを通してストーリーをシェアする
4. ブロックと各人が対話を繰り返すことで自分の内観に気づく
モデリング
手が選んだレゴ®ブロックで、指を動かし自由に作品を作っていきます。
チームビルディング・・・多様性の尊重
レゴ®シリアスプレイ®では、想像力や創造力を発揮しながら、ブロック®で作品を作り、ストーリーを説明、振り返りのプロセスを通して、各人が自由に自分の考えや意見を発する共有の場を作ります。 潜在的にあった個々人の考えをレゴ®ブロックというツールで表現することによって、 「共感と共創」の中からメンバー全員の信頼を気づき、お互い(多様性)を尊重できる関係を構築していきます。また、個々人の意思を尊重・共有しながら全員が共有できる新しい可能性(ゴール)を1つの見える形に統合することで、全メンバーのコミットメントとオーナーシップ力を高めることができます。
ワークショップの特徴
・レゴ®ブロック(作品)と各人が対話を繰り返すことで、自分の内観が可視化される。
・参加者全員が合意したことが反映された共有モデル(集合知)を創り出すことができる。
・全員が意思決定にかかわっているため、全メンバーのオーナーシップとコミットメントを高めることができる。
・参加者全員が楽しみながら積極的に参加することができる。